歯を失ってしまった場合の選択肢

歯を失うということ

歯を失ってしまった場合の選択肢

歯を失う原因には、むし歯や歯周病、外傷、病気などがあげられます。
歯を失ってしまうと、「見た目が悪くなる」「発音がしづらくなる」などの影響が出ますが、最も大きな問題は「食事に支障が出る」ということです。

私たちにとって「食べる」ことには大きな意味があります。おいしくて栄養のある食べ物をよく噛んで食べるために、歯を大切にしましょう。また、歯を失ってしまった場合は放置せず、歯科医院で診てもらうようにしましょう。

歯を失ってしまった場合の主な選択肢には、「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」の3つの方法があります。

インプラント

インプラントとは

インプラント

顎の骨に人工歯根を埋め込み、そこに人工歯を装着する方法です。

当院では、インプラントのメリット・デメリットのどちらもご説明しています。また、場合によってはCT(コンピュータ断層撮影)で骨の状況を調べ、患者さまに同意を得てから施術を行います。

メリット
  • 他の健康な歯を削らなくてよい
  • しっかりと噛める
  • 取り外しの手間がない
  • 見た目が美しい
デメリット
  • 手術が必要になる
  • 自費診療なので費用がかかる

インプラント治療の流れ

  • 1相談

    お電話で相談日の予約をお願いします。(TEL:048-864-8148)

  • 2審査・診断

    お口の型をとり、インプラントを埋め込む顎の骨の量や質、形を調べます。
    レントゲン撮影、また骨の状態によってはCT撮影を行います。

  • 3インプラント埋入

    歯茎を開き、顎の骨にチタン製のインプラントを埋め込みます。
    チタン製のインプラントと骨は親和性が高いので、安定した土台ができます。
    必要であれば、むし歯や歯周病の治療も同時進行で行います。

  • 4アパットメントの連結

    インプラントが完全に骨と結合したら、できあがった土台の上に支柱(アバットメント)を連結させ、歯茎の形を整えます。

  • 5人工歯の作製

    人工歯をインプラントに固定させます。
    その後も定期的なメンテナンスを心がけて下さい。

当院のインプラント治療「ガイデッドサージェリー」

ガイデッドサージェリー

当院では、「ガイデッドサージェリー」というインプラント治療専門のシミュレーション解析ソフトを使用しています。そのため、治療前に「どこに神経があるか」「どこに埋入するか」を3Dで正確に知ることができ、安全に治療を進めることが可能です。

通常のインプラントのように歯茎を大きく切開することがなく、場合によっては無切開で手術を行うことができるため、患者さまの負担を軽減することができます。また、従来の半分以下の時間で治療を終えることが可能です。

ガイデッドサージェリー 治療の流れ

  • 1CT撮影

    撮影を行い、そのデータを元にシミュレーションをします。

  • 2撮影データの送付

    CTで撮影したデータをもとにシミュレーションをし、ノーベルバイオケア社にデータを送ります。
    数日後、手術用のテンプレートが送られてきます。

  • 3手術・治療

    実際にテンプレートに沿って治療を開始します。
    まず、インプラントを埋入するために骨を削っていき、削り終えたらインプラントを埋入します。

  • 4人工歯を装着

    インプラントを埋入した部分にアバットメント(連結部位)を結合させ、最後に人工歯を装着して完了です。

入れ歯

入れ歯の種類

入れ歯

歯が全部ない場合の「総入れ歯」と、自分の歯が残っている場合の「部分入れ歯」があります。
さらに、素材によって保険適用のものと自費のものがあります。

保険適用の入れ歯

人工歯や義歯床がブラスチックの素材でできた入れ歯です。部分入れ歯のクラスプ(留め具)は金属でできています。

自費治療の入れ歯

自費の入れ歯には、義歯床の一部にチタンやプラチナなどを用いた金属床の入れ歯や、クラスプの代わりにマグネットを使用しているものなどがあります。
薄いのに強度があり、「違和感が少ない」「食事の温度が伝わりやすい」といった特徴があります。

ノンクラスプデンチャー

樹脂を使用している入れ歯のことです。弾力性があって薄い作りなので、食事の温度が伝わりやすく、アレルギーの心配もありません。

メンテナンスの重要性

入れ歯は毎日のクリーニングとメンテナンスが必須です。

入れ歯用歯ブラシで毎日磨くようにしましょう。それでも取り切れない歯石は、定期的に歯科医院でクリーニングを受けてください。また、乾燥すると入れ歯が変形してくるので、夜は外して水につけておくようにしましょう。

入れ歯の不具合は必ず起きるものです。定期的なメンテナンスを受けるのはもちろん、何か不具合があった際には早めに歯科医院でみてもらうようにしましょう。

ブリッジ

ブリッジ

失った歯の両隣の歯を削り、それを土台として人工歯を被せる方法です。

「クラスプがないので見た目が良い」「インプラントよりも短期間で安価」といったメリットがある一方で、「健康な歯を削らないといけない」といったデメリットもあります。

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