近年、口腔内の細菌が全身の健康に与える影響が明らかになり、特に高齢者の口腔ケアの重要性が増しています。高齢者に多い死亡原因の一つが「肺炎」であり、年齢が進むとそのリスクが高まります。口腔内の細菌が気管に入り込むことで肺炎を引き起こす場合や、嚥下機能や噛む力の低下によって誤嚥し、その結果として誤嚥性肺炎を発症することもあります。
こうしたリスクを防ぐためには、口腔ケアや嚥下リハビリテーションなどの予防策が非常に効果的です。当院の訪問歯科診療では、通常の歯科治療だけでなく、歯科医師や歯科衛生士による専門的な口腔ケアも提供しています。